
マクロビオティック講座・受講生の方からの質問
自分の日々の食事なのですが、私は種類を問わず野菜が好きで、お米よりもかなり多く食べる習慣があります。ざっくり…野菜6、タンパク質2、穀物2のような感じです。マクロビでは、野菜を多く摂りすぎることでの弊害などありますか?
味付けや調理法によります!
穀物は調味料による塩分の取りすぎを抑え
油も使わない上、デトックスの促進、エネルギーの循環におすすめしています。
歯の構造と同じ 副食3 : 主食5 をおすすめします!
繊維のとり過ぎでお腹が張っているのかな?と思うような事もあるのですが、これも玄米や大麦などの穀物をとることでデトックスできるのでしょうか?
よく噛んで、食前・食後1時間ほど、水分を控えてみてください!唾液の消化酵素を大事にします。
食べ物について・炒った黒豆(味付けのない市販のもの)が好きで、良く食べるのですが、ナッツのように消火にはあまり良くないでしょうか?アーユルヴェーダでは、体質によりあまり摂取しない方がいいもの等もあると思うのですが、マクロビオティックでもそのような分け方とかってありますか?
摂取しない方がいいものももちろんありますが、健康であれば、まず細かいことを気にしないほうがより健康です!
炒り黒豆は【引き締める・陽性】の食べ物ですので、肩凝り、ストレスなど感じる時は控えて、気にならないようであれば、よく噛んでいただくことで、腎臓・膀胱・生殖器を養います◎
使用する油について・太白胡麻油の他に米油を使用しています。こちらも不純物?科学的なもの?がはいっていたり…摂取は避けた方がよいですか?以前菜種油を使ってみたのですが香りがちょっと苦手でそれ以降変えてしまいました。
米油でも大丈夫です。油についてはこちらにまとめました!
粉物について・米粉は安全でしょうか?料理やお菓子に時々使う事があります。
どんな米を使って作られたかによります。自然農の玄米で作られたものは、自然食品店でリブレフラワーとして売っています。
梅干しについて・普通にスーパーに売っているものを食べているのですが、味噌のように梅干しを食べている意味がないですか?原材料表記は、梅・食塩・はちみつ・唐辛子エキス・ビタミンBでした。
本来の効能を求めるのであれば、塩と梅で作られたものをおすすめします。でも、はちみつが入ったいても効果がない訳ではないので美味しくいただいてください。大切なのは、どんな食べ物も【愛】から作られていることを忘れないことです!
料理酒について・マクロビでは料理酒を使うという概念はないですか?料理の際、殆どに使っています。
マクロビオティックでは、使いません。理由はアルコールは極陰性だからです。わたしはこちらのみりん【味の母】一本ですべてまかなっています!料理酒は、動物性の臭みをとるのに利用する程度にするのはいかがですか?
断食について・体が重いなと感じたらしてもいいですか?
今、授乳中でお腹がよくすくのですが、産後数ヶ月経過してお腹周りが日々どうしても気になり、どうデトックスしていったらいいのか迷っています。授乳中の断食は個人的にはおすすめしません。自然農の玄米をよく噛んでいただくだけでデトックスにもなるし、母乳にもおすすめですよ♪授乳中であれば、玄米餅もおすすめです!
安心なおやつの簡単レシピを教えてください!
すこしですが、cookpadにレシピのせています。ないものは抜いて大丈夫なので作ってみてください♪
先生の日頃のお食事のベースはマクロビオティックですか?
基本的に玄米菜食ですが、なんでも美味しくいただきます!ただ、理論は理解しているので体調悪い時はお手当て法をうまく取り入れています。
青菜の食べ方で、子供でも食べやすいレシピはありますか? ほうれん草は細かくして炒め物やごはんにかける料理に混ぜていますが、ごまあえなどの青菜単品で食べるのが難しく…。
細かくペーストにして、蒸しパンや、にんじん葉を炒ってのふりかけにするのもおすすめですよ!
子どもがパンが好きで、米粉または小麦粉でたまにパンを作っています。最近小麦粉が少し重く感じるようになり、米粉を使うのですが、バターの使用量が小麦粉より増えてしまい、それはそれでいかがなものか?と思っています。バターも乳製品なので、気になっています。
米粉の蒸しパンは油を使わずに出来るので、おすすめです。青菜と同じように、かぼちゃやさつまいもをペーストにして練り込んでも美味しいですよ!
「そうめんは、パスタやうどんよりも油分が含まれているから少しはいい」というお話が講座でありましたが、パンも同様でしょうか?
講座でのお話しは、麺類をくらべたとき、どれが1番油が多いか?のお話しだったと思います。
油がふくまれれば含まれるからほど、陰性(ゆるめる)ものになります。
同じ小麦製品のパンに比べるならば、消化しやすく、油分の少ないうどんが1番おすすめです。
バターに関しては動物性のものですので、陽性(引き締める)体内で固まりやすいです。
パンに関しても、「よくこねて、高温で焼く」という調理法によって、強い陽性(引き締める)作用があります。強すぎる陽性もアンバランスと考えます。なのでマクロビオティックでは基本、パンはおすすめしないんです。
青菜のお浸し以外の食べ方はありますか?
→冷えている時なら卵と炒める・大根葉をご飯に混ぜる・人参の葉のふりかけなど
→ストレス過多なら、味付けなし・酢味噌あえ・生のままサラダにするなど
マクロビオティックでは、「醤油絞り」と呼ばれる仕上げで、青菜に味付けをします。
①軸についたままの青菜をよく洗い、軸からさっと茹でた青菜を、ザルにあげてうちわで仰ぎ、冷ましていく。
(水にさらすと栄養も抜けてしまうし、水っぽくなるため)
②軸の部分を持って、そこに小さじ1程度の醤油をかけて、絞っていく。
これが「醤油絞り」です(^^)
また、青菜の一番の理想的な食べ方は、蒸して味付けなし!です。
(ただしお子様や男性には物足りないので、お味噌などをそえると○)
他のおかずとの陰陽バランスをみて、1品は味付けなし!のものを入れるのが理想的なんです。
キャベツや南瓜などを蒸籠(セイロ)で蒸して、そのものの味をいただくことから初めてみてくださいね!
実践して、感じる!これが一番「腑に落ちる」学びになります!